ワイプアウト3(Wip3out) |
2000年2月3日SCEIよりプレイステーション用ソフトとして\5800で発売 |
「人類は、ついに重力から開放された!」近未来、人類は長く友人関係にあり、また、常に人類を縛り続けた「重力」という名の鎖から解き放たれ「AG
<<アンチ・グラビティ>>」という新しいテクノロジーを進化、発展させてきた。それと共にそのテクノロジーを応用したマシンによる世界規模のレースを開催。国々は我先にと、その最新テクノロジーを「AGマシン」につぎ込みその技術を切磋琢磨しながら現在に至る…… サイケなゲームの解説書をぺらりとめくると、冒頭の部分でこのような世界観を押し付けられる。しかし、その押し付けも今作で3作目。前作などを持っている筆者としては、まいどおなじみな「イカした」世界観である。 レースゲームにおけるストーリーの重要性を考えるとこのような世界観はいらないのかもしれないが、しかし、バックグラウンドがしっかりと練られているのであれば、それはゲームに最高にマッチしたドラッグエッセンスを発揮し、スタートボタンを押した瞬間からその麻薬にハマり始める。 さて、スタートボタンを押してしまったので、否応無しにゲームは始まりいきなりメニュー選択画面へ。ちょっと解りづらい(人によってはかなり解りづらい)メニュー選択画面に面食らうが、これは洋ゲーにありがちなメニューの不親切さゆえ。しかし、メニュー自体はのシンプルなので、ここでは目をつぶりましょう。ま、何度もやってりゃあわかります。 肝心のゲーム内容は、と。おおおおおおおっっ、やっぱり「ワイプ」してんじゃん!!ロケットスタートでトリッキーなコースに文字どおり「飛び」出だせば、そこには超絶ハイスピード領域での「AGレーシング」が待っているっ! このゲームを語るにあたって、特筆すべきはそのアドレナリン強制分泌度MAXの「スピード感」である。また、四輪では絶対に味わうことのない「AGマシン」独特の滑走感がこのスピード感と融合し、なんともβ-エンドルフィン的「爽快感」を生むのである。 しかし、同時に余りに超高速過ぎてマシンのコントロールに問題が生じ、結果ゲームの難易度が高すぎると言われてきたのだが、この点はシリーズが進むにつれ、改良されてきている。前作「ワイプアウトXL」では、コーナーに差し掛かったところでマシンの機首を上げる(具体的には十字キーの下を押す)ことで、コーナーの壁に機体をコスリながら曲がってくれるようになったし、また今作「ワイプアウト3」では、コーナーのイン側にまるで吸い付くような重力場があり、それをうまく利用することでスムーズに、しかも早く疾走できるようになっているようだ。(これは筆者が感じた事だが、他にもスムーズにコーナーをトレースできる方法があるかもしれない) また、コントローラーとの相性だがデジタルコントローラで操作するのはちょっとツライかもしれない。今作からデュアルショックのアナログスティックに対応しているので、そちらの方がよりうまく疾走できるはずだ。しかも、コーナーにコスったり、最高速走行中などに振動がくるようになっているので、臨場感はバツグンである。 実は筆者はワイプアウトに一番相性が良いと思っているのは「ネジコン」である。それは、ねじる事によって機体を傾けるので「AGマシン」の挙動に一番しっくりくるという事と、機体の傾け具合の調節が容易なのでイメージ通りにコーナーをトレースしやすいという事が上げられる。さらに言うと、十字キーがフリーな為機体を左右に傾ける動作と機首を上げ下げする動作が独立しているので、コーナーリング時の機体コントロールがバツグンにやり易いのある。ま、論より証拠。ぜひ試してみて頂きたい。 こうして、その難易度に立ち向かってそれをクリアしたとき、そこにはストレスレスな、まさに脳味噌がトロリといくかのようなエンドルフィンワールドを体感できるのである。一旦、エンドルフィンワールドに足を踏み入れるとあとはもう、繰り返し、繰り返し、プレイしまくるだけである。今作では「AGマシン」の種類も多く、全ての機体を出現させるまでにかなりのヤリコミを必要とするので、遊びつくすまでには相当の時間が必要となるだろう。うーん、エンドレスエンドルフィンワールドだ。 おっと、大事な事をひとつ書き忘れるところだった。このエンドルフィンワールドをより素晴らしいものにしているのが、クールなテクノ・トランスなBGMである。起用しているミュージシャンはどれもビッグネームな人々で、使用している楽曲を集めただけでめちゃめちゃクールなテクノアルバムが出来上がってしまうほどなのである。ゲーム性との相性もぴったり! さて、あまりにも「ワイプアウト3」に肯定的すぎるレビューになってしまったので、ここで述べておくが、もちろんこのゲームには最大の障害として高すぎる難易度がある。また、洋ゲーなのでメニュー画面やオプション項目が圧倒的に分かり難い。多くの人には、はっきりいって取っ付きにくいゲームだろう。しかし前途の通り一旦この障害を抜けると、良質なゲームだけが持つポテンシャルでプレイヤーの五感を刺激してくれるのである。そう、そこにステキすぎるエンドルフィンワールドが待っているのだ。 アンチ・グラビティテクノロジー=エンドルフィンマシーンなのであるっ! |
(ゲームいろいろ情報ライター:池島) |
◆大変面白かった人のレビュー◆ |
圧倒的なスピード感に加え、バックのテクノ・サウンドが相乗効果をもたらし、脳汁が吹き出る!かるーくトリップしちゃいますよ。 |
□ドップラー効果佐藤/17歳/男性□ |
◆面白かった人のレビュー◆ |
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□/歳/性□ |
◆普通だった人のレビュー◆ |
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