ブルースティンガー |
1999年3月25日セガよりDreamcast用ソフトとして\5800で発売 |
「何でいまさらドリームキャスト初期の作品を取り上げるの?」と聞こえてきそうだが、初期の作品だからこそプレイしていない人も大勢いるはずだ。「すでに遊び尽くした」という人はその練りこまれたゲーム性を再認識していただけるし、「そこそこ」という人は再度プレイして5つあるおまけで遊んでもらいたい。 6500万年前。白亜紀。猛スピードで地球に激突する巨大隕石。空を見上げるだけしかできない巨大爬虫類。後に恐竜を絶滅に追いやったそれは「ダイナソナキラー」と呼ばれた。 西暦2000年。メキシコ。ユカタン半島を震源地として、凄まじい威力の大地震が起こった。その地震の影響で、震源地付近を中心にクレーター状の地藍沈下が起こり、同時に震源地真上に小島が出現した。合衆国とメキシコ政府はこの島を「ダイナソア島」と名付け、翌年、共同調査隊を派遣して地質調査にあたったが、その結果についての公式発表は一切されずに終了する。 西暦2018年。ダイナソア島。特殊海難救助隊に所属するエリオットは、2年ぶりの休暇をとって、友人ティムとティムが借りてきたクルーザーで近海に出て釣りを楽しんでいた。しかし、そのような平和な日常の中、突然の事件が彼を襲う。 突然、妙な形をした隕石が、ダイナソア島を直撃した。島の施設は炎上を始める。救助に向かおうとするエリオットに追い打ちをかけるように、奇怪な現象が発生した。隕石が直撃した場所から光の膜が発生し、辺り一帯をドーム状に包んでしまったのだ。クルーザーはちょうど光の膜によって内と外に分断される形になってしまう。そんな中、ティムの持っていたフィギュアが動き出す。実体化したフィギュア、見たこともない怪物の出現。そして突然現れた怪物に襲撃されたクルーザーは爆発し、船外に放り出されたエリオットは、気を失ったままダイナソア島の海岸へ流れ着く。 翌日目覚めた彼の元へ、右足を傷め動けない、ジャニ-ンから島内の非常事態の知らせと、助けを求める無線が入る。だが、悪夢は6500万年前から始まっていたのだ。 1つ1つ謎は解き明かされていくが新たに深まる謎に大いに悩んで欲しい。そして驚愕の事実はスタッフロールのあとのムービーで知らされることになる。 では、突然だがシステム面に目を向けてみよう。 爽快さを追及したという操作性だが、最近のガンアクションアドベンチャー(BIOHAZARD)みたいにアングルが客観視点なのに方向キーによる操作は主観という頭で考える操作はしなくてよい。アナログスティック完全対応なのだ(それゆえアングルが変わる度、一寸どたばたするが)、方向キー(或いは、アナログスティック)を入れた方向が常に前になる。私のような古い人間にも門戸を広げている。画面の切り替えも非常にスムーズで、ストレスなくプレイできる。アイテムもぴかぴか光ってほぼ取り逃しが無い。 ゲーム中盤にあるタイマーイベントでは、カウントダウンでなく炎が迫ってくる視覚的演出により危機感が肌で感じられるようになっているのも好印象。(通常のカウントダウンも収められているが。) さらに水中アクションも有り、そのアクションの多様性はプレイヤーを飽きさせることはない。 シナリオも壮大で、古くは旧約聖書から最近の科学情報までを網羅している。だからといって難解なシナリオというわけではなく、予備知識なしでも楽しめる気軽さも持ち合わせ、それが一つのウリになっている。よく練られたシナリオは真にノンストップアドベンチャー。 思わず、環境団体からクレームがきそうな空き缶や弁当箱のぽい捨てシーン。その捨てっぷりときたら現代社会においては決して真似できるようなものではない。仮に私のような小市民がジュースをゴクゴク、ぽいッとやっても空き缶が気になり、振り向き、こそこそと拾いに行くだろう。TVゲームという閉ざされたバーチャルな世界だからできる行為の一つである。 中ボス以外の化け物は基本的に避けて通る事が可能で、扉をくぐると復活している点が今思うと納得いかないが化け物を倒すとお金が手に入るから、わざと往復してみたりする。 お勧めはクリアー条件で出現する“mad mode”。連射&弾数制限なしで気分爽快、リフレッシュ!他のゲームで詰まったときはとりあえず、気分転換にこれをお勧めする。高所アクションは踏み外すと転落するのだが、その高さの表現がすばらしく今でもどきどきはらはらする。とにかく、ゆっくりとしているひまはない。多彩なアクションを組み合わせ、次々とステージをクリアーしなくてはならない気になる。時にはクリーチャー=エリオット(?)の力も必要。どう謎解きしてどう進むかはプレイヤー次第。 いまさら新品で買う気はしないという人は、「中古ゲームショップを回ってみたらどうだろうか?あったらとりあえずGetしておこう!」ッて言うくらいの名作中の名作。BIOHAZARDもいいけど違うスリルを味わってみるのもいいんじゃない。 余計なことかもしれないけど、裏ジャケットのメッセージだけど正しくは 「Merry Christmas I kill you」だと思うんだけど…… |
(ゲームいろいろ情報ライター:室) |
◆大変面白かった人のレビュー◆ |
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□/歳/性□ |
◆面白かった人のレビュー◆ |
武器がいいものばかりです。とくにオノなど、接近戦用の武器が多くあり、とても楽しめます。銃などの弾を、自動販売機なんかで買えるから、すごく便利。 しかし、水中で平泳ぎしかできないのが残念 |
□鶏~/13歳/男性□ |
前から、カメラワークがよくないと聞いていたのですが想像以上に悪かったです・・・あともう少し、何とかしてほしかったです。あと、このゲームはゲームバランスが悪いようにも思えました。1回の敵からダメージを受けるが異常に多くて、回復系のアイテムがかなり必要になってきます。でも敵を倒したら、メダルが出てきて自動販売機でアイテムが買えるというシステムは非現実的だけど、今までになかなかない試みだったと思うので、なかなかよかったです。やっぱり、このゲームは慣れれば関係ないのかもしれないのですが、カメラワークがやっぱり個人によって好きか嫌いにはっきり別れるゲームだと思います。 |
□バムー/16歳/男性□ |
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□/歳/性□ |
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□/歳/性□ |
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