ミッシングパーツ ザ・探偵ヒストリーズ
(MISSING PARTS the TANTEI stories)

2002年1月17日フォグよりDreamcastソフトとして\5800で発売

◆大変面白かった人のレビュー◆

連作物なのでこの時点での評価となるが、推理の展開はやや強引であるが考える楽しさは十分に楽しめる。そして何よりキャラクター同士の掛け合いが絶妙で、事件の裏にある人間ドラマは第1話、第2話ともしんみりと心に残る。CGもドリームキャスト屈指のデキで単純な1枚絵ではないことは一目瞭然で、下手なアニメよりは見る価値がある。惜しむらくは、そのCGを見るCGモードや音楽モードがないことだろう。

□のりのりお/21歳/男性□

前から好きだったFOGの作品ということで、ハードごと購入したのだが、その価値が間違いなくあった。まず、グラフィックは文句なしにいい。シーンごとに多くのグラフィックを書き下ろしその数がどれくらいになるのか分からない。キャラクターの配置にも気をかなり使っていて、動かない立ち絵(普通のアドベンチャーに見られるようなもの)であるにも関わらず、常に画面に新鮮さがある画期的なものになっている。同社のソフトはもともとギャルゲーチックなキャラクターグラフィックだったのだが、本作品では少しフィルターをかけて、テイストを変えてあるような気もする。浮ついた感じがなくて、いい仕上がりだ。音楽もさすが、やはり、あの久遠の絆、風雨来記のFOGであり、高レベル。 シナリオについて。こちらもまた非常に高いレベル。通して明るい雰囲気を保ちながら、重い展開もきっちり描いてある。それに、キャラクターの立ちっぷりが、これまでのゲームに見られないほど魅力的である。誰一人とっても適当なキャラというのが見当たらない。主人公と男性キャラとの掛け合いの妙はアドベンチャー形式では珍しいほど爽快なものに仕上がっています。EVEなどとほとんど同じだが、感じさせるストレスはほとんどない。これほどのゲームを作り上げたスタッフには正直脱帽。難点を言えば、シナリオが2本しかないのでボリュームに欠けることくらい。しかしその2本のクリア時間も結構長いので、さほど気にならなかった。続編が非常に楽しみだ。

□ユーザーふろむマーズ/22歳/男性□

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